感情の浮き沈みにも、寝起きにも必ずサイクルがあるようです。
過去のそっけない文面のブログの時期と今まさにかぶっています。
以下やや長文。
過去のそっけない文面のブログの時期と今まさにかぶっています。
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前年私が最も聞いたアーティストはおそらく谷山浩子さんでしょう。
「良い事を言うなら、悪いことも知っておかないといけない」といった事を言っていたのは確か武田鉄也さんだったかと思いますが、この言葉が私の価値観構成に大きな力を持っていたように思います。
マイナスにばかり偏るとそれはそれで無理ですが、プラスばかり見せつけてくるものはもっと受け付けられない性質なもので。
皆優しいものが好きなんだから、負の力を持つ物を自分の中から出すことには凄い勇気が必要だと思います。
受け手に簡単に避けるという選択を取らせてしまうモノだからです(私は万人に嫌われたがっている人を見たことが無い)。
私の場合は「受け入れられないなら、それまででバイバイですよ」なんて言えるほど強い心臓を持っているわけではないので、ネガティブなものを曝け出すことが怖い。
だからそんな「負」を敢えて出してくれたモノに対して、私は惹き付けられてしまうようです。
(※ただ、負=キタナイもの ではない。)
正のイメージ(「優しい」とか「かっこいい」、「かわいい」)って、すごく褒めやすい。
逆に言えば褒められやすい。
そっちにすがりたくなるのは普通のことだと思います。無論私も。
でも、それだけで終わってしまうような気がするんです。
谷山さんは、つい微笑んでしまうようなかわいい歌、震えるほどに怖い歌のどちらも生み出し、その双方に、聴き手を繋ぎ止める力があります。
楽曲の完成度とか、歌唱力とか、そんなものは解りませんが、谷山さんの喜怒哀楽、正と負を観せてくれる作品には、楽曲の向こうにある人間としての説得力があるような気がします。
だから好きなんです。
論としてはかなり弱いですが(笑)、ここらで終了。
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