続きです
ヒーロー
何度だって立ち上がる
何度だって助けに行く
灰色のレンガが積まれた塔から
いつか君を花畑へ放つ
僕の傷など何でもない
一日眠ればまた走れる
だから自分の安全(コト)だけ考えていて
祈りに心をすり減らさないで
道端の花も
崩れかけた橋も
どこからか聞こえてくるきれいな音楽も
すべてを「あたりまえ」にして僕は走る
初めての街を迷い無く突き進み
初めて見るモンスター(敵)の急所を突き刺す
体が勝手に反応するから
その通りに進めば辿り着ける
この街を見たのはきっと気のせい
この敵を倒した記憶は夢のお芝居
だって君はここにいないから
だから僕は何も果たせていないから
足を滑らせて谷へ落ちても
巨大な機械に叩き潰されても
目が覚めればまた僕らの町
僕は君を助けるまで何度でも立ち上がる
…とても痛かった記憶
…とても苦しかった記憶
…とても不甲斐無い記憶
毎日が同じ日付から始まっている
…何度も同じミスを繰り返している気がする
…何度も死んでいた気がする
でも僕は何度だって立ち上がる
どれだけ今日がやってきても君を助けに行く
冷たい牢屋から君を救い出すまで
君と明日の約束ができるまで
どんな痛みも僕には効かない
届かない痛みなら痛みとは呼ばない
僕が「喜び」という感情を知らないのは
それは唯一の喜びである君が居ないからだ
いくつもの葛藤を忘れ
たくさんのケガと薬を纏い
それでもたどり着いた君のいる城
初めから見えていたただ一つの目的
最後の階段に印を引き摺り
君が閉じ込められた塔の果て
僕を呼ぶ声が黒い影にさえぎられる
垣間見えた泣き顔が 僕の力に変わる
僕は断末魔を振り払った
僕の腕は鮮やかだった
でも僕は笑いかけた
君の笑顔は悲しそうだった
安心したからかな、その表情が霞んでいるのは
まだこの部屋は冷たいのに、目を開けていられない
「確かにいるよ」
「確かに君はここにいるよ」
「確かに今僕は君に触れているよ」
「確かに僕はやり遂げたんだよ!」
空(くう)を掴む鼓舞
掠れ去る叫び声
まだレンガは冷たい
まだ、まだ、まだ、マダ・・・・・・!
…また朝が来た
同じ日付の朝刊が届き
君のいない街の空気を吸い込み
同じ装備をして、灰色の塔へ挑む
僕は君を助けに行く
君に触れた記憶はきっと悪い夢
何度だって立ち上がる
何度だって繰り返してみせる
何度だって立ち上がる
何度だって助けに行く
灰色のレンガが積まれた塔から
いつか君を花畑へ放つ
僕の傷など何でもない
一日眠ればまた走れる
だから自分の安全(コト)だけ考えていて
祈りに心をすり減らさないで
道端の花も
崩れかけた橋も
どこからか聞こえてくるきれいな音楽も
すべてを「あたりまえ」にして僕は走る
初めての街を迷い無く突き進み
初めて見るモンスター(敵)の急所を突き刺す
体が勝手に反応するから
その通りに進めば辿り着ける
この街を見たのはきっと気のせい
この敵を倒した記憶は夢のお芝居
だって君はここにいないから
だから僕は何も果たせていないから
足を滑らせて谷へ落ちても
巨大な機械に叩き潰されても
目が覚めればまた僕らの町
僕は君を助けるまで何度でも立ち上がる
…とても痛かった記憶
…とても苦しかった記憶
…とても不甲斐無い記憶
毎日が同じ日付から始まっている
…何度も同じミスを繰り返している気がする
…何度も死んでいた気がする
でも僕は何度だって立ち上がる
どれだけ今日がやってきても君を助けに行く
冷たい牢屋から君を救い出すまで
君と明日の約束ができるまで
どんな痛みも僕には効かない
届かない痛みなら痛みとは呼ばない
僕が「喜び」という感情を知らないのは
それは唯一の喜びである君が居ないからだ
いくつもの葛藤を忘れ
たくさんのケガと薬を纏い
それでもたどり着いた君のいる城
初めから見えていたただ一つの目的
最後の階段に印を引き摺り
君が閉じ込められた塔の果て
僕を呼ぶ声が黒い影にさえぎられる
垣間見えた泣き顔が 僕の力に変わる
僕は断末魔を振り払った
僕の腕は鮮やかだった
でも僕は笑いかけた
君の笑顔は悲しそうだった
安心したからかな、その表情が霞んでいるのは
まだこの部屋は冷たいのに、目を開けていられない
「確かにいるよ」
「確かに君はここにいるよ」
「確かに今僕は君に触れているよ」
「確かに僕はやり遂げたんだよ!」
空(くう)を掴む鼓舞
掠れ去る叫び声
まだレンガは冷たい
まだ、まだ、まだ、マダ・・・・・・!
…また朝が来た
同じ日付の朝刊が届き
君のいない街の空気を吸い込み
同じ装備をして、灰色の塔へ挑む
僕は君を助けに行く
君に触れた記憶はきっと悪い夢
何度だって立ち上がる
何度だって繰り返してみせる
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