第9回「詩のボクシング」高知大会本戦に出てきました。
結果:初戦敗退
むおおおお!今年こそ初戦突破したかったのにいいいい!
というのは結果論です。
はっきり言って、これまで出て(見て)きたどの大会よりも面白かった。
実の所、高知大会に出場または携わって4回、どこかマンネリ感というか、閉塞感を感じていました。恐らく起因は出場者が固定化されてきていたこと(私も含めて?)だと思います。
しかし、今回は初めて参加される方が半分以上!どんな言葉やパフォーマンスが飛び出すやら想像ができない戦いが続き、一観客としても相当楽しませていただきました。
来場されていた方の言葉を借りますが、「高知大会は様々な形の作品・出場者がいる。それは他の大会もそうだけど、観客がそれを受け入れ、(じゃあ私にもできそう)と思わせる空気があり、そこが他の県と確実に違う。初めて「詩のボクシング」を見る人には、先ずは高知大会を薦めたい」。
他県の大会を見たことが無いのですが、実に「なるほど」と思うご意見でした。
個人的な話に参ります。
今年もあっけらかんと予選を終わらせ、2ヶ月も猶予があったのに詩とは関係の無い生活をきっちり2ヶ月過ごし、決勝大会前日もきちんといつもどおりゲーセンに通った後、夜10時には眠りに着きました。んで朝8時に起き、大会に必要な作品3本のうち2本を1時間半で片付けて会場入りしました。後で聞いたら、高知の参加者はこんな「追い込まれてから一気に片付け型」がとても多いのだとか。練習はほぼナシ。「自分が考えた自分の言葉なんだから大丈夫だろう」ってのがこれまで参加してきてのスタイルです。
対戦相手を決めるくじ引き。
多分私はクジ運がない。
後に個人戦準優勝、団体戦高知代表となるメンバーの方と当たる。
・・・まずい。テンションを変えなければ。
直前に読む詩を並べ替えて挑みましたが、後攻で作品を聞いていて、(あ、これは勝てねぇやw)と悟り、逆にのびのびと作品にアレンジを加えた結果タイムアップ、というどこから反省したらいいのか分からない結末で私の秋は終わりました。
後で気づくことの何と多いことか。前の大会ではまだできていた「観客のほうを向く」「会場の空気を読む」「他者の作品に聞き入る」ってことがとにかくできていなかった。余裕があってでも、です。そうゆう基本的なトコロが出来てないうちは初戦正面突破はムリなのかなー、とか。
聞くだけの立場になると「聞き入る」ってことがやりやすい。自分には無い鋭い言葉に憧れたり、背中越しの優しさに少しくすぐったくなったり、害虫の切り口で何歩も先へ行かれたり、その害虫を素手で掴まえたり、おまんじゅうダンスを繰り広げたり・・・。中でも3分の使い方、超え方まで抜群に上手かった大会実行委員長様、超流石。。
大会後の懇親会で、たくさんの感想をいただきました。
・オチが気になる
→あと2行しかありませんでした。
・今回は男の人目線なんですね
→もし勝ってたら次は女の子目線でした。
・対戦が決まってから、読む詩の順番を変えました
→私もです。とても楽しかったですw
・電柱の話が大好きです
→勿体無い、でも素直に嬉しいお言葉です。今日一番多く貰った感想。電柱、ってのは予選大会で読んだ詩です。これでファンが増えた(?)ことが今大会で最も予想外だったコト、そして収穫(
・盛り上がる箇所を後半のオチにも用意しておくともっと良かった。前半でひと山あると、聞き手はどうしても期待してしまうから
・今年こそ優勝候補だと思ってたのに
→いずれも「詩のボクシング」主催者、楠かつのり氏から頂いた身に余るお言葉。せっかくだからこの場を借りて自慢させてくれー(←超ミーハー)
いいんですミーハーなくらいで(・ω・)染み付いた感覚が作風となっていく流れは何度も経験しているのです。
私は社会人であり、いつも詩や芸術のことを考えていられる身分ではない。もし書いたとしても、職場の人に\さぁドウゾ!!/とはならない。
でも、「詩のボクシング」に参加すると、その権利が戴ける。謳歌できた大学生時代に、少しだけ私を戻らせてくれる、と言っても、チョットだけあってるかもしれません。直接自分の作品の評価がもらえる場所はとても貴重だと思います。仮に詩をいくらブログに並べ立てても、目に触れない感想は聞けない(ことが殆ど)。でも、「詩のボクシング」にはレスポンスがあり、それを求めている。
狭い世界で独り善がりになって伸びた鼻に手刀を入れてもらうのはホントに大事なこと。
同時に私は他人様の詩を自分から読もう探そうとすることは先ず無いので、直接耳で刺激を受け、その感想を伝えることが出来る場所も、同時にとても大切なのです。
素敵な詩を書ける人は、人の話を聞くのが上手い。
「詩のボクシング」という場所は色んなことを思い出させてくれるし、気付かせてくれるんですよね。だから、そこが好きなのかも。
ただ、やっぱり日常の中に常時「詩」や自己表現を織り込むことには抵抗が大きいです。特別な、ありがたい場所として残しておきたい(そしてそれは今のところ1箇所でいい)。
そんな折、本日の大会参加者からメールアドレスを頂いたり、私の詩を読んでみたい、同時に読んでほしいと声を掛けて頂き、また新しい拡がりを与えてもらいました。どう活かすのかなぁ(笑)
気が向いたら、今日読んだ作品を文字に起こします。
やっぱり私の詩は「文字で見て感じてもらうもの」というスタンスの方が強固。
保守派という生活も、充分楽しくやらせてもらってまっせ(・ω・)
取り敢えず、もっと「詩のボクシング」普及しろ!!以上!!!
結果:初戦敗退
むおおおお!今年こそ初戦突破したかったのにいいいい!
というのは結果論です。
はっきり言って、これまで出て(見て)きたどの大会よりも面白かった。
実の所、高知大会に出場または携わって4回、どこかマンネリ感というか、閉塞感を感じていました。恐らく起因は出場者が固定化されてきていたこと(私も含めて?)だと思います。
しかし、今回は初めて参加される方が半分以上!どんな言葉やパフォーマンスが飛び出すやら想像ができない戦いが続き、一観客としても相当楽しませていただきました。
来場されていた方の言葉を借りますが、「高知大会は様々な形の作品・出場者がいる。それは他の大会もそうだけど、観客がそれを受け入れ、(じゃあ私にもできそう)と思わせる空気があり、そこが他の県と確実に違う。初めて「詩のボクシング」を見る人には、先ずは高知大会を薦めたい」。
他県の大会を見たことが無いのですが、実に「なるほど」と思うご意見でした。
個人的な話に参ります。
今年もあっけらかんと予選を終わらせ、2ヶ月も猶予があったのに詩とは関係の無い生活をきっちり2ヶ月過ごし、決勝大会前日もきちんといつもどおりゲーセンに通った後、夜10時には眠りに着きました。んで朝8時に起き、大会に必要な作品3本のうち2本を1時間半で片付けて会場入りしました。後で聞いたら、高知の参加者はこんな「追い込まれてから一気に片付け型」がとても多いのだとか。練習はほぼナシ。「自分が考えた自分の言葉なんだから大丈夫だろう」ってのがこれまで参加してきてのスタイルです。
対戦相手を決めるくじ引き。
多分私はクジ運がない。
後に個人戦準優勝、団体戦高知代表となるメンバーの方と当たる。
・・・まずい。テンションを変えなければ。
直前に読む詩を並べ替えて挑みましたが、後攻で作品を聞いていて、(あ、これは勝てねぇやw)と悟り、逆にのびのびと作品にアレンジを加えた結果タイムアップ、というどこから反省したらいいのか分からない結末で私の秋は終わりました。
後で気づくことの何と多いことか。前の大会ではまだできていた「観客のほうを向く」「会場の空気を読む」「他者の作品に聞き入る」ってことがとにかくできていなかった。余裕があってでも、です。そうゆう基本的なトコロが出来てないうちは初戦正面突破はムリなのかなー、とか。
聞くだけの立場になると「聞き入る」ってことがやりやすい。自分には無い鋭い言葉に憧れたり、背中越しの優しさに少しくすぐったくなったり、害虫の切り口で何歩も先へ行かれたり、その害虫を素手で掴まえたり、おまんじゅうダンスを繰り広げたり・・・。中でも3分の使い方、超え方まで抜群に上手かった大会実行委員長様、超流石。。
大会後の懇親会で、たくさんの感想をいただきました。
・オチが気になる
→あと2行しかありませんでした。
・今回は男の人目線なんですね
→もし勝ってたら次は女の子目線でした。
・対戦が決まってから、読む詩の順番を変えました
→私もです。とても楽しかったですw
・電柱の話が大好きです
→勿体無い、でも素直に嬉しいお言葉です。今日一番多く貰った感想。電柱、ってのは予選大会で読んだ詩です。これでファンが増えた(?)ことが今大会で最も予想外だったコト、そして収穫(
・盛り上がる箇所を後半のオチにも用意しておくともっと良かった。前半でひと山あると、聞き手はどうしても期待してしまうから
・今年こそ優勝候補だと思ってたのに
→いずれも「詩のボクシング」主催者、楠かつのり氏から頂いた身に余るお言葉。せっかくだからこの場を借りて自慢させてくれー(←超ミーハー)
いいんですミーハーなくらいで(・ω・)染み付いた感覚が作風となっていく流れは何度も経験しているのです。
私は社会人であり、いつも詩や芸術のことを考えていられる身分ではない。もし書いたとしても、職場の人に\さぁドウゾ!!/とはならない。
でも、「詩のボクシング」に参加すると、その権利が戴ける。謳歌できた大学生時代に、少しだけ私を戻らせてくれる、と言っても、チョットだけあってるかもしれません。直接自分の作品の評価がもらえる場所はとても貴重だと思います。仮に詩をいくらブログに並べ立てても、目に触れない感想は聞けない(ことが殆ど)。でも、「詩のボクシング」にはレスポンスがあり、それを求めている。
狭い世界で独り善がりになって伸びた鼻に手刀を入れてもらうのはホントに大事なこと。
同時に私は他人様の詩を自分から読もう探そうとすることは先ず無いので、直接耳で刺激を受け、その感想を伝えることが出来る場所も、同時にとても大切なのです。
素敵な詩を書ける人は、人の話を聞くのが上手い。
「詩のボクシング」という場所は色んなことを思い出させてくれるし、気付かせてくれるんですよね。だから、そこが好きなのかも。
ただ、やっぱり日常の中に常時「詩」や自己表現を織り込むことには抵抗が大きいです。特別な、ありがたい場所として残しておきたい(そしてそれは今のところ1箇所でいい)。
そんな折、本日の大会参加者からメールアドレスを頂いたり、私の詩を読んでみたい、同時に読んでほしいと声を掛けて頂き、また新しい拡がりを与えてもらいました。どう活かすのかなぁ(笑)
気が向いたら、今日読んだ作品を文字に起こします。
やっぱり私の詩は「文字で見て感じてもらうもの」というスタンスの方が強固。
保守派という生活も、充分楽しくやらせてもらってまっせ(・ω・)
取り敢えず、もっと「詩のボクシング」普及しろ!!以上!!!
木々の築く暗闇が
柔らかな光に纏われている
その向こうには月がいる
高く、高く、優しく
…私はその姿に気付いているけど
きっと月は私を見ていないのでしょう
目的も無く真っ直ぐな光の筋が
正確に心を射抜いてゆく
誰にでも公平に、なんて
全く以ってワラワセル
…何を見惚れているのだろう
どんなに呼んでも応えてくれないのに
無慈悲な博愛じゃなくて
たったひとつの体温が欲しい
偽物(デキナイ)ならば照らさないで
救えないなら早く欠けて
私の心を洗わないで
柔らかな光に纏われている
その向こうには月がいる
高く、高く、優しく
…私はその姿に気付いているけど
きっと月は私を見ていないのでしょう
目的も無く真っ直ぐな光の筋が
正確に心を射抜いてゆく
誰にでも公平に、なんて
全く以ってワラワセル
…何を見惚れているのだろう
どんなに呼んでも応えてくれないのに
無慈悲な博愛じゃなくて
たったひとつの体温が欲しい
偽物(デキナイ)ならば照らさないで
救えないなら早く欠けて
私の心を洗わないで
第8回詩のボクシング高知県大会決勝トーナメント、参加してきました。
結果から言いますと、2回戦敗退です!
大会当日に無事希望休が取れたのも束の間、全く準備をしない日々をだらだらと続け、あっという間に本番直前。
昨日の夜までどの詩を本戦に持っていくか考えたり、出来てない詩の続きを考えたり、眠くなって早々に寝たりと、微塵の気負いもなく過ごしてしまい、今朝は準備に追われて大変でした(笑)プリンタ無いので手書きで原稿用意して、3分で纏められるよう詩をいじって…。ホント当日にすることじゃないんですけど(汗)
本戦は、本来予選通過の16名でトーナメントを戦うのですが、水疱瘡やなんだかんだの都合で14人しか参加できず、トーナメントの一枠がそのまま敗者7名のうち二人を会場審査で選び、第八枠をそのまま敗者復活戦にする、という変則的なカタチになりました。
くじ引きの結果、私は7番(第3試合)。人形劇風の語り口が特徴の相手でした。
結果:1-6で敗戦。
聞いてくださった方々の感想。
・去年読んだ方が女性の切望した感じが出ていてよかったのに
・前の方が良かったよね
初戦ではどれを読むか迷った挙句、昨年県大会の予選で披露した作品を持っていきました。(詩はブログ後半に隠して掲載します)女性的、というのは、どこかで染み付いた作風かと。しかし、練習してないとか、作品への変な過信なんかがそのまんま出ていたんでしょうね。作品中噛んでしまい、思わず「スイマセン」と会場に謝ってしまった。聞き手は私の想像以上に本当によく作品を聞いて下さっています。
ある意味当然の結果でしたが、同時、「この作品で負けるんなら仕方ないよね」と思えるだけの一番の自信作、という面も持っているので、何となく諦めは着きました。
一回戦7試合が終わり、休憩の間に敗者復活戦出場者投票。これはお客さんが初戦で敗れた選手に投票し、上位2名が二回戦の枠を争うものです。
休憩の前、敗者が壇上に上がり、次作のPRを行いました。こんな試み初めてでしたが、私は確か「『詩』は書く物だと思ってましたが、「読む」という違った表現方法で挑んでみたい作品があります」みたいなコトを言った気がします。
…不思議なもので、どっかで諦めていた一方、やっぱり期待も込めて結果を待っていた為か、緊張しすぎて頭ふらふらしました。
トイレで見に来てくれていたマジアカの後輩賢者(笑)に会い、「僕ら(彼女と見に来ていた)この人に票入れましたんで…」と私の名が書かれた投票用紙見せられました。お前ら大好きです(爆)
敗者復活に選ばれたのは、家族を題材に楽しいトークを繰り広げる高校生と、私でした。
正直、超嬉しかった。そして、新作ではっちゃけてやろうと決めました。新作は、今日の午前中仕上げた作品。初めて『詩のボクシング』で笑いをとってやろうと企てました。
敗者復活戦
結果:7-0
聞いて下さった方の感想。
・暗いのばっかりよりもあーゆー明るさがある方がいいよ
・『あれは』面白かった
なかなか限定的なお褒めの言葉を戴きました(汗)狙った所では笑い取れてなかったし。
それでも、舞台で読んでいてとても楽しかったし、笑い声というレスポンスがあった分気分もノリました。読後の達成感も大きかった。
ネガティブな作品、影を持った作品が私の売りだと思っていたので、ちょっと新しい事をするのには抵抗がありました。しかし、票数どうこうよりも、いつもと違う方向に活路が見出せたような気がして、敗者復活戦に選んで下さった会場の後輩、そして見知らぬ観客の方々には本当に感謝しています。
2回戦。高校生『詩のボクシング』大会準優勝経験者、そして後に高知県大会チャンピオンになる高校生との対決。
結果:2-5
聞いて下さった方の感想。
・やっぱり暗いのは(以下略)
・足震えてたのわかったよ
…笑いが取れそうな詩なんて1個しか持ってなかったし、作風を今更変えるなんて無理です(笑)でも比較的歴史の浅い作品で、好きな型の詩だったので、思っていたよりも後悔は少ないです。
感想の2個目は、審査員の方に戴いた言葉。
「あんだけ足がガク付いてたのに声が震えてなかったってのはスゴイよ。精神が肉体を凌駕してたよ。だから赤の札(私は赤コーナーだった)を挙げたよ」
…今こうして文字を打っていても今ひとつピンと来ない(笑)。そして詩の内容じゃなくて足の震えに一票くれたのか!?
それでも十二分に嬉しいお言葉でした。
負けた後、これはこれで他者の作品を気兼ねなく堪能できるので楽しいんです。奥様の素晴らしさを選挙演説風に述べた方(この方は準優勝となりました)の作品では、会場から拍手の嵐。私も「いいぞー!!」と声を張り上げてしまいました。
他にも猫の話、DJ、シュールな語りの高校生、若き日の寮生活…今回も楽しませて頂きました。
優勝した女子高生は、日常会話の切り取りセンスが素晴らしい。上手く共感を手渡してくれるような語り口で、温かさと、ちょっとした切なさをもたらしてくれます。11月に東京で行われる全国大会、是非頑張ってほしいです!
個人的な感想としては、3本も作品を読ませて頂いて、とても嬉しかった点が一つ。敗戦後の悔しさが無く(敗者復活戦で勝たせて頂いて、それから自分はここまでだという予感があった)、それよりも次に何か出来そうかと考えられる機会や収穫が大きかった点がひとつ。
作品はひとりよがりではダメ、と頭の中では分かっているつもりでしたが、やっぱりエゴは強い。でも、そのエゴは舞台上では似つかわしくないかもしれない。だったら自分も楽しめる範囲で、何か違いを与えられないだろうか―――その切っ掛けが貰えた貴重な経験をさせて頂きました。
転勤さえなければ、来年も高知で大会に参加したいです!打ち上げの飲み会、超楽しかったしww
自信作は死んだ。
だからきっと次にいける。
もうちっと色々感じてた筈ですが、こんな感じに留めておきます。
敗将は、兵についてなんぼでも語りたいのです。
最後に、今大会披露した詩を載せておきます。一部舞台上のテンションの都合で改変してるものもありますが、それはもう覚えてないので、手元にある原本をそのまま記載してます。宜しければご覧下さい。
結果から言いますと、2回戦敗退です!
大会当日に無事希望休が取れたのも束の間、全く準備をしない日々をだらだらと続け、あっという間に本番直前。
昨日の夜までどの詩を本戦に持っていくか考えたり、出来てない詩の続きを考えたり、眠くなって早々に寝たりと、微塵の気負いもなく過ごしてしまい、今朝は準備に追われて大変でした(笑)プリンタ無いので手書きで原稿用意して、3分で纏められるよう詩をいじって…。ホント当日にすることじゃないんですけど(汗)
本戦は、本来予選通過の16名でトーナメントを戦うのですが、水疱瘡やなんだかんだの都合で14人しか参加できず、トーナメントの一枠がそのまま敗者7名のうち二人を会場審査で選び、第八枠をそのまま敗者復活戦にする、という変則的なカタチになりました。
くじ引きの結果、私は7番(第3試合)。人形劇風の語り口が特徴の相手でした。
結果:1-6で敗戦。
聞いてくださった方々の感想。
・去年読んだ方が女性の切望した感じが出ていてよかったのに
・前の方が良かったよね
初戦ではどれを読むか迷った挙句、昨年県大会の予選で披露した作品を持っていきました。(詩はブログ後半に隠して掲載します)女性的、というのは、どこかで染み付いた作風かと。しかし、練習してないとか、作品への変な過信なんかがそのまんま出ていたんでしょうね。作品中噛んでしまい、思わず「スイマセン」と会場に謝ってしまった。聞き手は私の想像以上に本当によく作品を聞いて下さっています。
ある意味当然の結果でしたが、同時、「この作品で負けるんなら仕方ないよね」と思えるだけの一番の自信作、という面も持っているので、何となく諦めは着きました。
一回戦7試合が終わり、休憩の間に敗者復活戦出場者投票。これはお客さんが初戦で敗れた選手に投票し、上位2名が二回戦の枠を争うものです。
休憩の前、敗者が壇上に上がり、次作のPRを行いました。こんな試み初めてでしたが、私は確か「『詩』は書く物だと思ってましたが、「読む」という違った表現方法で挑んでみたい作品があります」みたいなコトを言った気がします。
…不思議なもので、どっかで諦めていた一方、やっぱり期待も込めて結果を待っていた為か、緊張しすぎて頭ふらふらしました。
トイレで見に来てくれていたマジアカの後輩賢者(笑)に会い、「僕ら(彼女と見に来ていた)この人に票入れましたんで…」と私の名が書かれた投票用紙見せられました。お前ら大好きです(爆)
敗者復活に選ばれたのは、家族を題材に楽しいトークを繰り広げる高校生と、私でした。
正直、超嬉しかった。そして、新作ではっちゃけてやろうと決めました。新作は、今日の午前中仕上げた作品。初めて『詩のボクシング』で笑いをとってやろうと企てました。
敗者復活戦
結果:7-0
聞いて下さった方の感想。
・暗いのばっかりよりもあーゆー明るさがある方がいいよ
・『あれは』面白かった
なかなか限定的なお褒めの言葉を戴きました(汗)狙った所では笑い取れてなかったし。
それでも、舞台で読んでいてとても楽しかったし、笑い声というレスポンスがあった分気分もノリました。読後の達成感も大きかった。
ネガティブな作品、影を持った作品が私の売りだと思っていたので、ちょっと新しい事をするのには抵抗がありました。しかし、票数どうこうよりも、いつもと違う方向に活路が見出せたような気がして、敗者復活戦に選んで下さった会場の後輩、そして見知らぬ観客の方々には本当に感謝しています。
2回戦。高校生『詩のボクシング』大会準優勝経験者、そして後に高知県大会チャンピオンになる高校生との対決。
結果:2-5
聞いて下さった方の感想。
・やっぱり暗いのは(以下略)
・足震えてたのわかったよ
…笑いが取れそうな詩なんて1個しか持ってなかったし、作風を今更変えるなんて無理です(笑)でも比較的歴史の浅い作品で、好きな型の詩だったので、思っていたよりも後悔は少ないです。
感想の2個目は、審査員の方に戴いた言葉。
「あんだけ足がガク付いてたのに声が震えてなかったってのはスゴイよ。精神が肉体を凌駕してたよ。だから赤の札(私は赤コーナーだった)を挙げたよ」
…今こうして文字を打っていても今ひとつピンと来ない(笑)。そして詩の内容じゃなくて足の震えに一票くれたのか!?
それでも十二分に嬉しいお言葉でした。
負けた後、これはこれで他者の作品を気兼ねなく堪能できるので楽しいんです。奥様の素晴らしさを選挙演説風に述べた方(この方は準優勝となりました)の作品では、会場から拍手の嵐。私も「いいぞー!!」と声を張り上げてしまいました。
他にも猫の話、DJ、シュールな語りの高校生、若き日の寮生活…今回も楽しませて頂きました。
優勝した女子高生は、日常会話の切り取りセンスが素晴らしい。上手く共感を手渡してくれるような語り口で、温かさと、ちょっとした切なさをもたらしてくれます。11月に東京で行われる全国大会、是非頑張ってほしいです!
個人的な感想としては、3本も作品を読ませて頂いて、とても嬉しかった点が一つ。敗戦後の悔しさが無く(敗者復活戦で勝たせて頂いて、それから自分はここまでだという予感があった)、それよりも次に何か出来そうかと考えられる機会や収穫が大きかった点がひとつ。
作品はひとりよがりではダメ、と頭の中では分かっているつもりでしたが、やっぱりエゴは強い。でも、そのエゴは舞台上では似つかわしくないかもしれない。だったら自分も楽しめる範囲で、何か違いを与えられないだろうか―――その切っ掛けが貰えた貴重な経験をさせて頂きました。
転勤さえなければ、来年も高知で大会に参加したいです!打ち上げの飲み会、超楽しかったしww
自信作は死んだ。
だからきっと次にいける。
もうちっと色々感じてた筈ですが、こんな感じに留めておきます。
敗将は、兵についてなんぼでも語りたいのです。
最後に、今大会披露した詩を載せておきます。一部舞台上のテンションの都合で改変してるものもありますが、それはもう覚えてないので、手元にある原本をそのまま記載してます。宜しければご覧下さい。
詩のボクシング・高知大会予選に参加してきました。
社会人になってからは時間も無いだろうし、難しいだろうな~と思っていましたが、上手く希望休が取れたので敢行。
家を出る前は、土砂降りあり落雷ありで大変だったけど、うまく小康状態を見計らって会場へ。今年は以前のようにボランティアもして無いし、そもそも会場も違いました。そんなわけで大体の参加者は会うのが一年ぶりなので、ちょっとした懐かしさもありました。
今年の予選会参加者は、最終的に(飛込みを含めて)22・3名。去年より8人ほど少ないですが、決勝の16人の枠に入れるか否かは結構ドキドキものです。
参加者も多種多様。大学教授、高校教師、その生徒・・・そういえば他の方の職業は聞いてないですが、取り敢えず色々。15歳から60歳過ぎている方まで、年齢も幅広いです。
くじで読み順を決めましたが、私は16番。遅い。さっさと読み終えて他の人の発表を聞いてた方が余程有意義だとは思うんですけども…。まぁそれはそれで満喫はしましたけどね。
昨日もろくに練習せずに普通に寝たし、舞台に上がる直前まで全然平気だったのに、いざ読み始めると、足が震えて仕方ない。ストーンと落ちるんじゃねぇかと思うぐらいガクついてました。それが聞き手にバレてないのが不思議でもありますが。
あ、結果ですが、無事予選通過しました。およそ一月後、また希望休を頑張って取って決勝トーナメントに出ます。読んだ詩は「つづき」に載っけてますので、興味のある方はそちらへ。
「詩の朗読」、というと、なんとなく形式的なものを想像しますが、この『詩のボクシング』は、もっと自由。内容もさることながら「声」が要求されるので、あまり造り込んでもムダみたいです。身の丈にあった言葉のチョイスが必要。
「イタイ展開ばっかりじゃねぇの?」といった先入観がある方は、寧ろある方こそ取り敢えず騙されたと思って会場に足を運んでみればいいと思います。「こんな事していいんだ」「こんなに面白いんだ」、と、この大会が指す「詩」の印象が反転すると思います。経験者が保証しときます(笑)
かなりアバウトなレポになりましたけど、こんな感じでした。
我ながら何だコレ、って感じですが、見逃して下さい(笑)
社会人になってからは時間も無いだろうし、難しいだろうな~と思っていましたが、上手く希望休が取れたので敢行。
家を出る前は、土砂降りあり落雷ありで大変だったけど、うまく小康状態を見計らって会場へ。今年は以前のようにボランティアもして無いし、そもそも会場も違いました。そんなわけで大体の参加者は会うのが一年ぶりなので、ちょっとした懐かしさもありました。
今年の予選会参加者は、最終的に(飛込みを含めて)22・3名。去年より8人ほど少ないですが、決勝の16人の枠に入れるか否かは結構ドキドキものです。
参加者も多種多様。大学教授、高校教師、その生徒・・・そういえば他の方の職業は聞いてないですが、取り敢えず色々。15歳から60歳過ぎている方まで、年齢も幅広いです。
くじで読み順を決めましたが、私は16番。遅い。さっさと読み終えて他の人の発表を聞いてた方が余程有意義だとは思うんですけども…。まぁそれはそれで満喫はしましたけどね。
昨日もろくに練習せずに普通に寝たし、舞台に上がる直前まで全然平気だったのに、いざ読み始めると、足が震えて仕方ない。ストーンと落ちるんじゃねぇかと思うぐらいガクついてました。それが聞き手にバレてないのが不思議でもありますが。
あ、結果ですが、無事予選通過しました。およそ一月後、また希望休を頑張って取って決勝トーナメントに出ます。読んだ詩は「つづき」に載っけてますので、興味のある方はそちらへ。
「詩の朗読」、というと、なんとなく形式的なものを想像しますが、この『詩のボクシング』は、もっと自由。内容もさることながら「声」が要求されるので、あまり造り込んでもムダみたいです。身の丈にあった言葉のチョイスが必要。
「イタイ展開ばっかりじゃねぇの?」といった先入観がある方は、寧ろある方こそ取り敢えず騙されたと思って会場に足を運んでみればいいと思います。「こんな事していいんだ」「こんなに面白いんだ」、と、この大会が指す「詩」の印象が反転すると思います。経験者が保証しときます(笑)
かなりアバウトなレポになりましたけど、こんな感じでした。
我ながら何だコレ、って感じですが、見逃して下さい(笑)